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2005-04-a


「鏡は、どうして右と左だけが反対なの?」
「難しい質問だね。もしかすると、自分の右手で自分の左手を捕まえるため、かもしれないね……」


 *


&rlo; 目覚めた亞里亞の目に飛び込んできたのは、自分の顔だった。
&rlo; でも、鏡じゃない。鏡なら右と左だけ逆なのに、いま見ている自分の顔は、
&rlo;膝の上で眠っているときのようにちょうど真横になっている。……そうじゃなくて、
&rlo;本当に膝の上で眠っている。なぜなら、座っているお尻が頭のせいで痛いから。
&rlo; そこで亞里亞は、何かがおかしいことに気づいた。寝ているのも亞里亞で、
&rlo;それを見ているのも亞里亞。でも、亞里亞が見えているということは、
&rlo;それを見ている亞里亞は亞里亞じゃないかもしれない。
&rlo;「亞里亞――」
&rlo; 唇から流れ出た声に、思わず口をふさいだ。
&rlo;風邪を引いたときのように低くがらがらしている。姉やの声みたい、と亞里亞は思った。
&rlo;そういえば、この白くて大きな手も姉やに似ている。
&rlo;着ている黒い服も、両側に見える赤い髪の毛も、まるで亞里亞が姉やに変身したみたい。
&rlo;「もしかして、本当に……?」
&rlo; 姉やの口ぶりを真似してつぶやいた亞里亞は、もぞもぞと自分の胸をまさぐった。
&rlo;ふにゃっと少しだけ埋まる指の先に硬い骨がある。
&rlo;感触そのものは覚えているが、何かが違う。それに、胸が縛りつけられていてすごく息苦しい。
&rlo; 亞里亞がその縛めを外そうとじたばたしていると、
&rlo;膝まくらで眠るもうひとりの亞里亞がぱちっと目を覚ました。
&rlo;「――あなたは、だぁれ? 亞里亞は亞里亞だけど、あなたも亞里亞なの?」
&rlo; 姉やの声でそう聞いても、もうひとりの亞里亞は眠そうにあくびをするだけで
&rlo;何も言おうとしない。
&rlo; ちょうどそのとき、咲耶ちゃんが目の前を通りすぎようとした。
&rlo;「咲耶ちゃん」
&rlo; 呼ばれた咲耶ちゃんは、すごくびっくりした顔で振り向いた。
&rlo;「ちゃん付けだなんて、一体どういう風の吹き回し?」
&rlo;「あのね、咲耶ちゃん。亞里亞が、ふたりになっちゃったの」
&rlo;「何バカなこと言ってるのよ。あんたは千影でしょ?
&rlo; どこをどう見たら亞里亞ちゃんになるの」
&rlo;「でも、おひざにいるのも亞里亞だけど、いま咲耶ちゃんとおしゃべりしてるのも
&rlo;亞里亞なの」
&rlo; そう言うと、咲耶ちゃんは腕組みをして難しそうな顔になった。
&rlo;「――もしかして、アレ? 心と身体が入れ替わっちゃったーとかいうヤツ」
&rlo;「よくわからないけど、きっとそうなの」
&rlo;「ということは、こっちが千影ね。……っと、大丈夫?
&rlo; ふりふりドレスでカルチャーショックでも起こしてるの?」
&rlo; 姉やかもしれないもうひとりの亞里亞は、亞里亞たちのことをかわりばんこに見ると、
&rlo;突然起きあがって咲耶ちゃんの足にしがみついた。
&rlo;「違うの。亞里亞は亞里亞で、姉やは姉やなの」
&rlo; 今度は、咲耶ちゃんが亞里亞たちをかわりばんこに見る番だった。
&rlo;「ちょっ、どういうこと……?」
&rlo;「あのね、今日はエイプリルフールでしょ?」
&rlo; もうひとりの亞里亞が亞里亞を見て、くすくすと笑った。
&rlo;「だから、今日の姉やは亞里亞のマネしてて、みんなをびっくりさせてるの」
&rlo;「なーんだ、そういうことなの。でも、あんまりびっくりさせないでよ。
&rlo;一瞬、本気で入れ替わっちゃったのかと思ったわ」
&rlo;「ち、違うの――」
&rlo; 亞里亞が違うと言おうとしたのに、
&rlo;「さすがは姉やね。よく似てるじゃない」
&rlo; 咲耶ちゃんは小さく手を振りながら、向こうへ行ってしまった。
&rlo;「亞里亞は姉やじゃないのに」
&rlo;「でも、今だけは姉やね」
&rlo; もうひとりの亞里亞が亞里亞の膝から降りてそう言った。
&rlo;座っている亞里亞と目の位置が変わらない。鏡に映ったみたいな、もうひとりの亞里亞。
&rlo;「違うの。亞里亞は、亞里亞なの」
&rlo;「違わない。姉やの身体だから、今は姉や。
&rlo;亞里亞の身体に入っている亞里亞が、本当の亞里亞」
&rlo; もうひとりの亞里亞は、いつも亞里亞がやっているようにくるりと回って、
&rlo;ドレスの裾をはためかせた。白いフリルがふわっと踊り、きらきらと光る。
&rlo;「ほら、キレイでしょ? こんなことができるのは亞里亞だけ。
&rlo;姉やに、こんなことができる?」
&rlo;「亞里亞だって……」
&rlo; 亞里亞は立ち上がるが、いつもと違う感覚にぐらりとよろめいた。
&rlo;台の上へよじ登ったように、目の位置が高い。
&rlo;それに、長いスカートが足に巻きついてとても歩きにくい。
&rlo;「亞里亞ちゃーん」
&rlo; 今度は雛子ちゃんだ。手をぶんぶん振りながら走ってくる。
&rlo;「雛子ちゃん」
&rlo; ふたりの亞里亞の声が重なった。雛子がやはりびっくりした顔をする。
&rlo;「どうしたの、亞里亞ちゃん? お歌の練習?」
&rlo;「雛子ちゃん、あのね――」
&rlo;「今ね、姉やは亞里亞のマネしてるの。だって、今日はエイプリルフールでしょ」
&rlo; もうひとりの亞里亞の説明に、雛子は縦に首を振って納得した。
&rlo;「でも、千影ちゃん、亞里亞ちゃんのモノマネ、すっごく似てるよね。
&rlo;やっぱり、ホントのおねえちゃんなんだね」
&rlo;「それで、何のご用?」
&rlo;「あ、あのねっ。おにいたまが、ご本読んでくれるって」
&rlo; そう言って、雛子ちゃんが手を差し出した。亞里亞が取るよりも早く、
&rlo;もうひとりの亞里亞が雛子ちゃんの手を取った。
&rlo;途中で止まった亞里亞の手を見て、雛子ちゃんが変な顔をした。
&rlo;「千影ちゃんも、おにいたまにご本読んでもらいたいの?」
&rlo;「でも、亞里亞のマネしてても姉やだから」
&rlo; ふたりは顔を見合わせてうなずくと、向こうで手を振っている兄やのところへ走り出した。
&rlo;兄やの周りには、可憐ちゃんや花穂ちゃんがいる。姉や以外のみんながいる。
&rlo;「亞里亞は、亞里亞なのに……」
&rlo; ここは姉やがいつも座る場所。姉やは、いつもここからみんなのことを見ている。
&rlo;亞里亞がいないときはひとりで。
&rlo; ここから見るみんなはとても楽しそうだ。
&rlo;もうひとりの亞里亞が雛子ちゃんといっしょに、兄やの膝に乗っている。
&rlo;とてもとても楽しそうだ。姉やがいないのに、とても楽しそうだ。
&rlo; 亞里亞は急に悲しくなった。
&rlo;姉やの身体に入っているだけで、こんなにさびしくなるなんて。
&rlo;今は亞里亞だけど、いつもの姉やはずっとこんな気持ちでいるのだ。そのことが、また悲しかった。
&rlo; サイドテーブルには紅茶と本が置いてある。
&rlo; 紅茶に口をつけてみると、とても苦くて飲みこめない。ハンカチに少しずつ染みこませて戻した。
&rlo; 本をめくってみると、とても重くてすぐに閉じてしまう。文字ばかり並んでて絵が一枚もない。
&rlo;「――どう? わかった?」
&rlo; 振り向くと、そこにはもうひとりの亞里亞がいた。
&rlo;「姉やのこと、わかった?」
&rlo;「亞里亞は……」
&rlo;「もう、わかったよね?」
&rlo; もうひとりの亞里亞は、亞里亞へ向かって左手をそっと差し出した。
&rlo; 亞里亞は、くすん、と鼻をすすり、もう一度聞いた。
&rlo;「あなたは、だぁれ?」
&rlo;「亞里亞は、亞里亞よ」
&rlo; 亞里亞は右手を差し伸べ、もうひとりの左手に触れた。
&rlo; その途端、もうひとりの亞里亞の手が溶けかかったアイスクリームのように
&rlo;やわらかくなり、いっしょに亞里亞も溶けて落ちた。


 *


 目覚めた亞里亞の目に飛び込んできたのは、姉やの顔だった。
「目が覚めたようだね……」
 ちょっとだけ笑いながら、亞里亞のことを見つめている。
「姉やは、姉や……?」
「おかしなことを言うね。何か、怖い夢でも見たのかい」
 夢、という言葉に起きあがると、亞里亞はいつもの亞里亞だった。フリルでいっぱいの青いドレス、くるくると縦に巻いた銀色の髪。
 笑い声がしたのでそのほうを見ると、兄やの周りにみんながいた。いないのは亞里亞と姉や。遠くから見ても、みんな楽しそうだ。
 すべり降りた亞里亞は、姉やの手を引っ張ってソファーから立ちあがらせる。
「どうしたんだい? そんなに引かなくても――」
「姉や、こっちに来て!」
 姉やの手を引き、亞里亞はみんなのもとへ近づく。ふたりに気がついたみんながいっせいに振り返った。
 亞里亞はびっくりした顔の兄やのところに行くと、隣へ姉やを座らせて兄やのほうに押し倒した。兄やの膝の上に姉やの頭が乗る。姉やの顔が髪の毛と同じぐらいに赤くなった。
 それを見て、亞里亞は満足そうに微笑んだ。


 *


 *


 普通に読みたいという方のために

 思いつきだけでやるんじゃなかったと少し後悔したのは秘密です。所要時間三時間。



 ■ Bem-Vinda Vontade / Mice Parade


 全然知らないユニットなんですが、mumのクリスティーンがゲストボーカルで参加していたので衝動的に買い。なぜなら、彼女のウィスパー・ボイスもまた特別だからです。どれぐらい特別なのかはmumのファンサイトでLive音源をDLするがよし。ウィスパー・ボイス目当てなら『now there's that fear again』をオススメ。

 個人的には『Summer Make Good[AA]』の『Weeping Rock, Rock』が飛び抜けて素晴らしい(中の人がいない亞里亞の歌声[兄やフィルター透過済み])と思ってるんですが、試聴用の音源がどこにも落ちてないのでさて困った。

 仕方がないので、代わりに『Bem-Vinda Vontade』の試聴ページ。しかし、一曲だけ。クリスティーンが参加している曲なんですが、切り方がアレなおかげで最後の方にちょっとだけ。ボQ。


 ただ、クリスティーンを抜きにしてもすごく好みの音なので大満足。ヘビーローテーション決定です。その酷使っぷりは権藤の比じゃないぜ。



 「もしも亞里亞と千影のいる喫茶があったら」(4/1)


 ガトーショコラからミルフィーユまでいろいろとあると思いますが、せっかくですから私は赤いイチゴのショートケーキを選びます。そして、わざと手を震わせて亞里亞のお口のまわりにクリームをべったりと。拭くのも食べさせるうちに入りますから。うぇへへへ。


 *


 千影と漫才。


「突然だが兄くん、振り込み用紙だ。二種類ある」
「わかった。で、何の?」
「こっちは、学校の新年度の諸経費。亞里亞くんのランドセルに入りっぱなしだった。そして、もうひとつは兄くん自身の処刑費」
「しょけいひ?」
「処刑に掛かる諸費用、略して処刑費。とぼけてもらっては困るな」
「いやいやしかし、どうして処刑なんか」
「身に覚えがないとは言わせないよ、兄くん。亞里亞くんにケーキを食べさせたとき、わざと口のまわりにクリームをつけたね?」
「そ、そういえばそんなこともありましたっけ」
「私が先にやろうと思っていたのに……」
「やるのか!」
「古人曰く、かわいい子には舐め取らせよ、と」
「それちがう。かわいい子には旅をさせよ」
「なるほど、覚えておこう。四葉くんを厄介払いするときに使えそうだ」
「じゃあ、今まではどうやって」
「鈴凛くんの匂いを染みつけたほねっこを放り投げて」
「イヌ扱いですか」
「鈴凛くんはタヌキだからね。気前がいいと思ったら支払いは木の葉のお札だ。気をつけるといい」
「ご自慢の機械弄りで普通に偽札でも作ればいいのに」
「ああ、それに近いことはやってるらしいね」
「例えばどんな」
「木の葉のお札が使えるATM」
「そっちか!」
「ちなみに、順次入れ替えて回っているそうだ」
「普通に犯罪じゃないですか、それ」
「兄くんもね。さて、処刑費だ。松竹梅とあるが、どれがいい?」
「どこから突っ込めばいいのかわからないけど、とりあえず違いを」
「処刑地の違いだね。あと、エキストラに払う賃金とか」
「え? 観客とか入れるの?」
「当たり前じゃないか。ふふっ、Sの血が騒ぐね」
「なんてことだ。まさかサディストだったなんて」
「スペインの宗教裁判[Spanish Inquisition]のSだ。……兄くん、きみは私のことを何だと思ってるんだい?」
「妹」
「……ふむ、よくわかってるじゃないか。年上への敬意も込めて、少しサービスしてあげよう」
「でも処刑はするんですね」
「当然だ。松はプロミストアイランド、竹はお盆休み中のお台場、梅は各種撮影の現場に使う採石場。どれがいい?」
「どれもすごく微妙だ」
「一応、兄くんの趣味を考慮したつもりなんだが」
「そういえば、まだ処刑方法聞いてないんだけど」
「決まってるじゃないか。鋸挽きだよ、兄くん……」



 樋口一葉












 樋口四葉


 明朝一番で銀行に返してきます。



「樋口四葉」を財布の中に入れてお守りにしてはどうですか? もちろんお金として使わない&新札&連番で。
Soic Hiroさん)


 「四葉ちゃんとは一心同体少女隊だから」とか言って鈴凛に強奪されるのがオチです。しかも、そうやって奪った四葉は容赦なく身売り(=消費)します。ああ、なんて極悪非道なんでしょう。「今、アニキがパチンコ屋に入っていったよ」と四葉に吹き込んだ上で、服のあちこちに磁石を仕込むがごとき所業。あらかたチェキし終える頃には全身がパチンコ玉だらけです。千円への道も一個から。

 それはそうと、ネオンの一部が切れたままのパチンコ屋は危険ですよね。特に四葉。「鈴凛ちゃん、アレ見てクダサイ。パチンコのパの字が消えて、チンコになってマス!」。道行く人々前屈み。



 はじめまして、いつも楽しく拝見しております。
 突然ですが質問です。「カゲ」が10個で「トカゲ」、1000個で「チカゲ」・・・では、もっとたくさんでは?
 なぞなぞではありません、おけ兄に聞いたら、「そういうのはデンセンさんに聞くといい」と言われたので・・・気が向いたら気楽に答えてください。それでは失礼します。
(キャスバル王子さん)


 中2レベルの妄想渦巻く辺境の地へいつもありがとうございます。


 とりあえず質問にお答えしますと、答えは『競馬』になります。千よりも多い万の影、つまり『万影』→『ばんえい』→『(ばんえい)競馬』。シスプリ的には狂犬病の予防接種を嫌がるミカエルを引き摺る鞠絵や、初めてのブラ選びを恥ずかしがる衛を引っ張る花穂など。

 それはそうと、この質問の出所は間違いなく鈴凛ですね。それも、対四葉用漢字独習プログラムの一環。何しろ、愛知県では万国博覧会が開催中です。『万』が『ばん』と読めることを知らないと色々大変なことになってしまいます。具体的には「鈴凛ちゃーん。その昔、大阪でも『まんこくはくらんかい』があったんデスよね?」と叫ばれて大惨事に。道行く人々前屈み。



 昨日今日と、暖かいを通り越して暑い一日でした。この調子ならすぐにも夏がやってきそうです。


 亞里亞と千影は(多分)変温姉妹なので普通に暖かい分には構いませんが、過度の暑さにはうんざりでぐったり。扇風機の前に陣取り、スカートを持ち上げてそよ風そよそよ。もちろん、そこはお嬢さま育ちの亞里亞ですからあくまでお行儀よく、遠慮がちにちらっとだけ持ち上げて涼みます。育ちはともかく、千影姉やも右に同じ。さもないと、背後から忍び寄る悪い兄くんにくんくんされてしまいますから。例えば、ちまわり生シスRePure[18歳未満閲覧注意]のように。

 そもそも、姉やのスカートの中をくんくんしていいのはミカエルと亞里亞だけなんです。ただし、かくれんぼor雷鳴時の避難場所として。兄やは慌てふためく千影を物陰からニヤニヤ |∀・)



 結局三週間も開いてしまいました。


 ■ リンチェキ秘密横臥バトル『ずきずき(中編後編)』


 例によって量が増えてしまったり、さっぱり萌えないお話になってしまったりと相変わらずの出来です。あと、四葉はイヌ。間違いない。

 そういえば、イヌはオオカミがネオテニー(幼形成熟)化した動物らしいっスね。そう考えると、いつまで経っても大人になれそうもない四葉はますますもってイヌっぽいなぁと思う次第。ネオテニーという視点では亞里亞もイヌですが、あくまでウサギさんということにしておきたいそんな兄や心。



 万事につけて飽きっぽい&面倒臭がり傾向のある私ですが、週末のミスド巡礼は欠かしません。スタンドアロン環境下でバッテリーが切れるまで連打連打連打ッ! といきたいところですが、実際は外をぼんやりと眺めている時間が七割ほどです。ちなみに、残る二割はエンゼルフレンチの波模様を数えてます。

 さて、ここ数ヶ月はエンゼルフレンチとアメリカンコーヒーしか頼んでない私ですが、偶然にも隠しメニューを発見したのでご報告。


  1. アメリカンコーヒーとホイップクリームの入ったドーナツ(エンゼルフレンチなど)をオーダーします
  2. やってきたドーナツを半分に割ります
  3. 入っているホイップクリームを掻き出し、コーヒーの上に乗せます
  4. するとあら不思議、アメリカンコーヒーがウインナーコーヒーに早変わり


 言うまでもないことですが、自己責任でお願いします。

 あと、エンゼルクリームの本体を握り潰してクリーム注入口から直接絞り出すことのないように。気持ちはわかりますが、一般人という地位を捨ててまでやることではないと思います。それに雛子が真似しそうですし。



 延期したプリンセスメーカー4用の資金でお買い物。円盤には変わりないので流用にあらず、と自己擁護。


  • Untilted / Autechre
  • Dol-Goy Assist / Quinoline Yellow
  • Unusual Suspects 2 / V.A
  • Moog(SOUNDTRACK)[AA] / V.A

     シンセサイザーの父・モーグ博士の半生を追ったドキュメンタリー映画のサントラ。もそもそっとした音が魅力。Album Leaf作のM-09[Micro Melodies]がリリカルで好み。

  • What We Must / Jaga Jazzist

     ノルウェーの十人組。二人足りない、と咄嗟に思ってしまうあたりが病気。ジャズ編成で(ポスト・)ロック。パワフリャーなホーン・セクション。
     ちなみに現地語読みでは『ヤガ・ヤシスト』だそうな。



  • Sirop de Peche / MONIN

     フランス・モナン社のピーチシロップ。



 安かったのでついカッとなって。


 とりあえず、普通に使い道がありそうなので色々と試してみるつもりですが、日中は異常に暑かった(25度はあった)のでまずはこのようにして。









 レディーボーデン(バニラ)1パイントのピーチシロップ掛け。


 新記録(8分20秒)を樹立するほどにおいしゅうございました。



 初めまして、いつも拝見させて頂いております。さて、この頃白いお山のてっぺんに佇む亞里亞をよく見る気がするのですが、亞里亞の腰から下は甘くなったりベタベタしないんでしょうかと、心配したりします。……まぁ、甘く、なっても、悪い気は、しないのです、が。こっそり兄やが拭いてあげたりしているんでしょうか。
(6さん)


 始めましてこんばんは。

 将来、(胸以外)大物になってもらわねばという兄やの一方的な思いから高いところへ登らせている昨今ですが、確かにバニラアイスのお山はベタベタしがちです。しかし、心配ご無用。千影のなでなでハンドパワーで微かに地表から浮いているので、ずぶずぶに埋没する事態は回避できています。

 ただ、それでもドレスの裾やつま先はほんのりと甘く香ってしまいますが、それも千影のふきふきハンドパワーですっかり元通りに。この辺は本来兄やの仕事ですが、将来、亞里亞がちょっと間違った方へ成長してしまった際に大変な悪影響を及ぼす可能性があるので敢えて姉や預かりに。


 *


「兄や、ほら」
 跪いた僕の目の前にクリームまみれのつま先が差し出された。
「兄やが汚したのよ。どうすればいいのか、わかってるでしょ?」
 鈴を鳴らすような亞里亞の声。命令することに慣れ切った口調とは裏腹に、その声は十年を経た今でも幼い。
 なおも俯いていると、顎の下に足先を差し込まれ、そのままぐいっと持ち上げられる。
「聞こえなかったの、兄や?」
 そう詰問しながら喉仏を弄ぶ足つきには苛立ちが表れていた。クリームが淫靡な水音を立てて練り上げられてゆく。ベッドに腰掛けて僕を見下ろす亞里亞の目は、微かにうるんで見えた。姉に倣い、波打った銀髪でシニヨンを作っている。
 亞里亞はおもむろにつま先を引いた。未練がましく視線で追う僕を見て、くすくすと笑う。
「わかってるくせに」
 そして、僕の鼻先へ突きつける。
「……あのときみたいに、キレイにして」
 否も応もなかった。僕は妹の足首を捧げ持つと、クリームで彩られた親指をゆっくりと口に含んだ。
 クリームの甘さと汗のしょっぱさが口の中にじんわりと広がる。妹の味をもっと楽しもうと舌先を動かすと、それに合わせてベッドのスプリングが軋んだ。
「ん、んんっ……」
 快楽と理性とがせめぎあっているのか、眉根を寄せ、きゅっと唇を噛み締める亞里亞。
 上目に見る亞里亞はいつだって美しい。あるいはそれは、主従の関係が逆転しているせいかもしれない。
 そう、あの頃はいつも見下ろしていた。抱き寄せた腕へ頬を摺り寄せる亞里亞の髪を、撫でて梳かしていたのは兄であるこの僕だ。
 そして、妹が兄の庇護を必要としなくなったとき、その関係は簡単にひっくり返った。
「あ、兄や……」
 一際大きくベッドが軋むと、もう片方の足が僕の頭に乗せられ、わしゃわしゃと髪を掻き分けた。まるで、犬を褒めるときのように。



 *


 しかし、よくよく考えてみれば、素足がクリームで汚れることなんてそうそうないわけで、よほどの事が起こらない限りは全くの杞憂と言えなくもないですね。例えば、ケーキを手にしたままのツイスターゲームでくんずほぐれつしたりなど。



 お風呂で少しだけうたた寝したはずが二時間が経っていて心身ともに腰が抜けました。酔ってないのに千鳥足。



 昨日、会社に持っていった不二家Lookチョコレートが、今日の三時の時点で空になってました。どうやら、私と入れ替わりで現場から戻ってきたチーフに食われてしまった模様です。

 別に食うなとは言わない(言えない)んですが、さも中味が入っているように擬装するだけはやめてください。あと、ノック式のボールペンのペン先を出しっぱなしのままで引き出しへ放り込むのも。


 というわけで、今月から色変えをしたこのサイトですが、春だからとか、一周年だからとかいう単純な理由ではなく、私がまだ一個しか食べてないのに残り全部をチーフに片付けられてしまった森永リュイ(ブラックココア味)の無念さを忘れないためなのです。

 得てして、食べ物に関する思い出というものは尾を引きやすいものです。

 だって、卒業式でも歌うじゃないですか。『仰げば尊し、和菓子の恩』と。あれは、きな粉のおはぎがお菓子に入るか否かで揉めた挙句に助け舟を出してくれた先生への感謝の気持ちを表しているんですよ(と、四葉に耳打ち)。



 せっかくだから三冊(実用・鑑賞用・保存用)買うぜ。


 *


 あとキグナスの人も「和菓子カミュ」と言ってたデス。
(キャスバル王子さん)


 ああ、そういえばそうでした。この師弟の必殺技である『オーロラエクス急所ン』が、この歌詞の元ネタになってたんですよね。技名を叫びながら、対戦相手の股間のおはぎ二つを握り潰して連戦連勝。お互いに股間をまさぐり合う伝授の過程では常時100キロハナゲ級の苦痛に曝され、額を伝わり落ちる油汗でトンカツ火災が起こるほど。師匠のカミュも、まさしく阿鼻教官そのものだったとか。そりゃ、歌の一つや二つにもなりますね。


 しかし、『和菓子の恩』の前節にあたる『仰げば尊し』も少し謎です。

 ひらがなに直すと『あおげばとうとし』。『青ゲバ尊し』ですよ。旧妹らにオルグられた帰国子女の青い妹がセクトの主導権を握った末に行われたお兄ちゃんへの暴力(的愛情)闘争賛歌と勘違いしちゃうじゃないですか。花穂と白雪なら『球根栽培法』や『栄養分析表』を持っていてもおかしくないですし。あと、鈴凛は『腹腹時計』の作成担当で。



 改造元:2ちゃんねるに慣れるまで のガイドライン


 *


〜海神航がプロミストアイランドに慣れるまで〜

1話:最初は普通の進学のつもりで、プロミストアイランドに乗り込んでしまう
   クレーンで吊るされた少女にお兄ちゃん?とか言われて初めて普通の島と違うと気付く
2話:『あにぃ』とか『兄くん』とか、一風変わった呼び方が珍しくて引きまくる
3話:今まで見たことない当番表や妹たちのストーカーぶりを見て、激しく鬱になる
4話:(やや不本意ながらも)妹たちと一緒にいる時間が増える
5話:その正体は燦緒だったメール友達の「あいこ」に見事に騙される
   鈴凛の技術力や千影のオカルト能力、とかを全て信じ始める
6話:妹たちとの共同生活に山田が絡み始める
7話:咲耶や可憐の言動、ドレス作りの雰囲気に釣られて自分も結婚式ごっこに参加する
   可憐が「作っちゃおうか。咲耶ちゃんが着てたみたいなドレス」とか、
   「アイスピックって、どこにあるか知ってますか?」とか言い出す

〜1クールほどの期間〜

22話:怪盗クローバーが四葉の自作自演だとわかり始める
23話:ちょっと燦緒の手際の良さに対して新たな劣等感が出来るようになる
24話:一度プロミストアイランドを出てみたりするですよ。。。
25話:眞深が迎えにくる
26話:大団円

女未